ランニングQ&A — Vol.03 / 04|雨・暑さ・寒さ・雪——悪天候でも走るべきか?【天候別トレーニング判断ガイド】

ランニングQ&A — Vol.03 / 04|雨・暑さ・寒さ・雪——悪天候でも走るべきか?【天候別トレーニング判断ガイド】
ランニングQ&A — Vol.03 / 04

雨・暑さ・寒さ・雪——
悪天候でも走るべきか?

「雨だから走らない」は選択肢ではない——レース当日に雨が降っても走るからだ。Coach Mikeのジグソーパズル理論と、天候別の科学的対処法を解説する。

COACH MIKE | RUN.NRG SA1NT HYBRID RUN CLUB RUNNING Q&A SERIES

ジグソーパズル理論——晴れた日しか走らないと何が起きるか

Coach Mikeはトレーニングをジグソーパズルに例える。それぞれの練習がパズルの1ピース。雨の日、暑い日、寒い日に練習をサボり続けると、完成しないパズルになる。パズルが完成しなければ、目標には届かない。

さらに実践的な理由がある——レース当日に悪天候が来ても、走らなければならない。本番で雨が降ったとき、濡れた路面で走ったことがなければ対処できない。悪天候での練習は、レースの準備でもある。

暑さの中で走る——体の中で何が起きているか

高温環境でのランニングは、体に特殊な負荷をかける。Coach Mikeはこれを車のエアコンに例える。

「車はエアコンをつけると馬力が落ち、エンジンがオーバーヒートするリスクが高まる。人間も同じだ。暑い日は心臓が筋肉に酸素を届けながら、同時に体を冷やすという2つの仕事をしなければならない。心拍数が上がり、同じペースでも体への負担は大幅に増える。」

— Coach Mike, run.nrg
猛暑での練習 — Coach Mikeの鉄則

早朝か夕方に走る——日中の最高気温を避ける
心拍数を基準にする——ペースは落ちて当然。無理に維持しない
日陰のルートを選ぶ——体感温度が大きく変わる
日焼け止めを使う——長距離では特に重要
水分補給を前倒しにする——喉が渇いたときにはすでに遅い
熱中症のサインを知る——頭痛・めまい・吐き気は即停止のサイン

雨の中で走る——科学的なメリットがある

多くのランナーが雨を嫌う。だがCoach Mikeは雨を「楽しい」と言う。そして実際に、雨の日の練習には科学的なメリットがある。

雨のランニングのメリット

  • 暑い気候では体を冷却してくれる
  • カロリー消費量がわずかに増加する研究あり
  • メンタルタフネスが鍛えられる
  • 濡れた路面での走り方を学べる
  • 晴れた日が格段に楽しくなる

雨の日に注意すること

  • 路面が滑りやすい——ペースを落とす
  • 視界が悪い——交通への注意が必要
  • シューズが重くなる——フォームに影響
  • 体が冷えやすい——適切なレイヤリング
  • 終了後は素早く着替えて体を冷やさない

寒さの中で走る——レイヤリングの科学

寒い日の大きな失敗は「着込みすぎる」ことと「着なさすぎる」ことの両方だ。理想は、走り始めは少し寒いと感じるくらいの装備。走り出して10分経てば体温が上がり、ちょうどよくなる。

寒冷地ランニングの基本原則

レイヤリング——脱げる層を作る。1枚の厚い服より、2〜3枚の薄い服
頭部の保温——体温の多くは頭部から失われる。帽子一枚で大きく変わる
汗を冷やさない——汗を吸って乾かす素材を選ぶ(コットンは厳禁)
ウォームアップ時間を長く——寒い日は10〜20分必要
アウトから帰りはイン——風を受けるのは行きだけにする

雪の中で走る——6つの鉄則

Coach Mikeが東京での雪のランニング経験から伝えるアドバイスは明快だ。

  1. グリップの効くトレイルシューズを履く
  2. 暖かく装備する(当然のこと)
  3. 硬く踏み固められた雪よりやわらかい雪を選ぶ
  4. ストライドを短くする——非常に重要
  5. リラックスする——体が硬いと転倒しやすい
  6. 迷ったら歩く

まとめ:天候が悪い日も走るべきか

原則としてYESだ。ただし、健康と安全を最優先にする。雷雨・台風・極端な暴風など、安全が確保できない状況は除く。それ以外の「嫌だな」という天候は、メンタルと体の両方を鍛えるチャンスだ。

Vol.04:どこで走るのがベストか?→

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