日本国内のファンクショナルフィットネス大会|主要イベントと参加方法

Japan Championshipを中心に、日本で挑戦できるファンクショナルフィットネス大会を知る

カテゴリー:Competition & Community|Vol.51

執筆・編集:SA1NT JAPAN編集部

専門監修:板谷友弘(UFIT Tony Coach/CrossFit Uninterrupted オーナー兼ヘッドコーチ)

CrossFit GamesやCrossFit Openを見て、

「日本にも大会はある?」

「自分でも出場できる?」

「日本一を決める大会はどういう仕組み?」

と思った人もいるでしょう。

日本にも、競技CrossFit・ファンクショナルフィットネスへ挑戦できる大会があります。

その中心的な大会の一つがJapan Championshipです。

Japan Championshipは、オンライン予選から全国の選手が参加し、その上位選手がファイナルで日本トップを争う国内最大級のファンクショナルフィットネス大会です。
2026年は9月20日・21日にJapan Championship本戦、9月22日にMasters世代を対象としたLEGACY(HYBRID GAMES)がアイメッセ山梨で開催されます。

この記事では、Japan Championship 2026を中心に、オンライン予選から本戦までの仕組み、Competitor・Fitnessの違い、Elite・Rx'dへの進出方法、Mastersカテゴリー、そして日本の注目選手まで解説します。

目次


日本にもCrossFit・ファンクショナルフィットネス大会がある

CrossFitの競技というと、CrossFit Gamesや海外大会をイメージする人も多いかもしれません。しかし日本国内でも、競技CrossFitやファンクショナルフィットネスに挑戦できる大会があります。

国内大会のメリットは、海外へ行かなくても、

  • ジャッジ付きで競技する
  • Movement Standardsに従って戦う
  • 複数のEventをこなす
  • 他のBoxの選手と競う
  • Leaderboardで自分の位置を見る

といった競技経験を積めることです。

「Gamesへ行く人だけがCompetitionへ出る」のではありません。
国内大会は、自分の現在地を知り、普段のTrainingとは違う環境で挑戦する場にもなります。


Japan Championshipとは?

Japan Championshipは2019年に第1回大会が開催された、日本の競技CrossFitを代表する大会の一つです。

大会公式では、日本初のCrossFit Licensed Eventとして紹介されています。

全国の選手がオンライン予選へ参加し、その結果からファイナル進出者を選出します。

つまり、最初から本戦会場へ申し込めば出場できるわけではありません。

オンライン予選 → Leaderboard → 上位選手を招待 → ファイナル

という流れになっています。

CrossFit Openと似たオンライン形式を使いながら、日本国内の選手で競う大会です。


Japan Championship 2026は9月開催

2026年のJapan Championshipファイナルは、

2026年9月20日(日)・21日(月)

に開催されます。

会場はアイメッセ山梨です。

さらに9月22日(火)には、35歳以上を対象としたLEGACY(HYBRID GAMES)とTeam Exhibitionが予定されています。

日程 内容
6月6日 オンライン予選登録開始
6月27日 EVENT 1・2発表
7月6日 EVENT 3発表
7月19日 最後の予選スコア提出締切
8月上旬 順位確定・ファイナル招待
9月20・21日 Japan Championship Final
9月22日 LEGACY(HYBRID GAMES)・Team Exhibition

2026年大会はすでにオンライン予選が終了しています。
これから参加を考える人は次年度の募集をチェックし、2026年はファイナル観戦やLeaderboardを見ることで大会のレベルを知ることができます。


まずオンライン予選に参加する

Japan Championshipへ挑戦する場合、まずオンライン予選へエントリーします。

2026年は6月27日から7月19日に予選が行われました。

参加者は発表されたWorkoutを行い、期限までにスコアを提出します。

1日ですべて行うのではなく、それぞれのEventに提出期限があります。

2026年は、

  • EVENT 1:7月5日 15:00まで
  • EVENT 2:7月12日 15:00まで
  • EVENT 3:7月19日 15:00まで

でした。

結果はオンラインLeaderboardへ反映されます。


CompetitorとFitnessの違い

2026年のオンライン予選には大きく2カテゴリーがあります。

カテゴリー 対象
COMPETITOR CrossFitを競技として取り組んでいる選手
FITNESS CrossFit経験が少ない、または未経験でも、普段からスポーツやトレーニングを行い大会へ挑戦してみたい人

Workoutごとにカテゴリーを変えることはできません。

例えばEVENT 1をCompetitor、EVENT 2をFitnessにするという選択はできず、一度選んだカテゴリーのWorkoutをすべて行います。

トップ選手だけではなく、「初めて競技へ出てみたい」という人にも入口が作られているのが2026年大会の特徴です。


2026年オンライン予選はどんなWorkout?

2026年のCompetitor予選を見ると、CrossFitらしく幅広い能力が問われています。

EVENT 1

12分AMRAP。

  • Double Under
  • Dumbbell Snatch
  • Wall Walk

EVENT 2

18分Time CapのFor Time。

  • 1000m Row
  • Toes-to-Bar
  • Box Jump Over
  • Pull-up
  • Clean & Jerk
  • Bar Muscle-up
  • 1000m Row

EVENT 3

前半6分は、

  • Thruster
  • Ground to Overhead
  • Burpee Broad Jump

その後、3RM Back Squatを行います。

心肺だけでも、Weightliftingだけでも、Gymnasticsだけでも勝てない。
複数の能力を組み合わせて順位を競うところがファンクショナルフィットネスCompetitionの特徴です。


動画提出とMovement Standards

Japan Championshipでは、単に自分でスコアを入力すればよいわけではありません。

2026年はCompetitorでファイナル進出を希望する選手は、各EventのYouTube動画URLを期限内に提出する必要があります。

FitnessカテゴリーでもFitness Exhibitionへの出場を希望する場合は動画提出が必要です。

動画では、

  • 使用する器具の重量や高さ
  • Movement Standards
  • タイマー
  • 全レップ

が確認できるように撮影します。

動画を途中で切ったり編集することも認められていません。

競技では「自分ではできた」だけでは不十分。
ルールに沿ったMovementであることが第三者から確認できる必要があります。

▶ Movement Standardsとは?No Repを減らす確認ポイント


誰がファイナルへ進める?

2026年のCompetitorでは、オンライン予選の結果からまずEliteカテゴリーが決まります。

Finalカテゴリー 男子 女子
Competitor Elite 上位28名 上位21名
Competitor Rx'd 次点28名 次点21名
Fitness Exhibition 14名 14名

つまりCompetitorでは、EliteとRx'dを合わせて98人が本戦へ進みます。

Fitness Exhibitionを加えると、2026年の9月20・21日のファイナル参加人数は合計126名です。


EliteとRx'dの違い

Competitor予選参加者の中で最上位に入った選手がEliteへ招待されます。

そのElite選手の確定後、次点の選手がRx'dへ招待されます。

2026年の場合、

男子1〜28位・女子1〜21位 → Elite

その次の、

男子28名・女子21名 → Rx'd

という構造です。

Eliteを辞退した選手が自分でRx'dを選び直すことはできません。

招待を受けた選手は、期限内に本戦登録を行う必要があります。


初心者も挑戦できるFitnessカテゴリー

Japan Championship 2026で面白いのがFitnessカテゴリーです。

公式には、「CrossFit経験がない、または少ないけれど、普段から運動や他のスポーツ、Workoutをしていて、これを機にCrossFit大会へ挑戦してみたい人」

を対象としています。

例えばCompetitor EVENT 2ではToes-to-BarやBar Muscle-upがありますが、Fitnessでは、

  • Hanging Leg Raise
  • Jumping Chest-to-Bar Pull-up
  • 軽いClean & Jerk

などへ調整されています。

「Rxができるようになってから大会へ出る」のではなく、自分の現在のレベルでCompetitionを経験する入口がある。

▶ クロスフィット(CrossFit)のスケーリングとは?重量・回数・動作の調整方法


35歳以上にはLEGACY(HYBRID GAMES)

2026年9月22日には、Masters世代を対象としたLEGACY(HYBRID GAMES)が開催されます。

年齢カテゴリーは、

  • 35–39
  • 40–44
  • 45–49
  • 50+

で、男女別に競います。

出場資格は2026 Japan Championshipオンライン予選のCompetitorカテゴリー参加者です。

ただし、9月20・21日のCompetitor Finalへ出場する選手はLEGACYには出場できません。

Masters世代にも国内でAge Group Competitionを経験できる場があります。

CrossFit Gamesでも35歳以上にはMastersカテゴリーがあります。

▶ クロスフィット・ゲームズとは?世界最高峰の大会とシーズン


注目選手|作山悠子

日本の女子CrossFitシーンを見るうえで、外せない選手の一人が作山悠子(さくやま ゆうこ)選手です。

作山選手は長年、日本女子CrossFitのトップレベルで競技を続けています。

Japan Championshipでは、

  • 2022年 優勝
  • 2024年 優勝

を記録。

CrossFit Openでも、2023年、2024年、2025年と日本女子1位を記録しています。

体格だけで決まらないCrossFitを象徴する、日本を代表する女子アスリートの一人。

作山選手はWeightlifting、Gymnastics、Engineなど幅広い能力を高いレベルで備え、海外Competitionへの挑戦経験も豊富です。

国内女子のレベルを見るうえでも、引き続き注目したい選手です。

▶ 作山悠子|クロスフィット日本チャンピオン・アスリート紹介

※2026年Japan Championship本戦への作山選手の出場については、本記事作成時点で公式に確認できた情報のみを使用しています。
注目選手として紹介していますが、2026年本戦出場確定を意味するものではありません。


TONYコーチPOINT|国内大会に出る意味

TONYコーチPOINT|Competitionへ出ると自分の弱点が見える
普段のBoxでは、自分が得意なMovementやいつもの仲間とのスコア比較が中心になります。しかし大会へ出ると、Movement Standards、ジャッジ、時間制限、複数Event、他のBoxの選手との比較など、普段とは違う条件で自分のFitnessを見ることができます。順位だけではなく、「どこで順位を落としたか」「何ができなかったか」を次のTrainingへ持ち帰ることがCompetitionの大きな価値です。

CrossFit Gamesを目指していなくても、大会へ出ることで普段のTrainingに新しい目標ができます。


初めて大会へ出るならどう準備する?

初めてJapan Championshipや国内大会へ挑戦するなら、まず普段のCrossFitを継続することが基本です。

そのうえで、

  1. 過去のWorkoutを見る
  2. 必要なMovementを確認する
  3. Movement Standardsに慣れる
  4. 自分の弱点を確認する
  5. 動画撮影の方法を練習する
  6. Time Domain別のペースを練習する
  7. 大会前に疲労を残さない

ことを考えます。

オンライン予選では「撮影したらMovementが映っていなかった」「Equipmentの重さを撮り忘れた」といったCompetition特有の失敗も起こります。

Fitnessそのものだけでなく、Competition Rulesを理解することも準備の一部です。

▶ クロスフィットの大会に初めて出る人へ|準備・持ち物・当日の流れ


観戦だけでも楽しめる

2026年のオンライン予選は終了しているため、今年これからJapan Championshipを知った人はファイナルを観戦するという楽しみ方があります。

本戦を見ると、

  • 国内トップ選手のMovement
  • セット分割
  • ペーシング
  • 重量選択
  • ジャッジとのやり取り
  • Event間のリカバリー

などを実際に見ることができます。

普段YouTubeやSNSで見るMovementを、Competitionの緊張感の中で見ると印象も変わります。

2026年9月20・21日、アイメッセ山梨。
日本トップ選手が競うJapan Championship Finalを実際に見ることで、日本の競技CrossFitがどのレベルにあるのかを知ることができます。


よくある質問

Japan Championshipとは何ですか?

日本国内で開催されるCrossFit Licensed Eventで、オンライン予選を経てファイナル進出者を決定し、国内トップ選手が競う大会です。

Japan Championship 2026の本戦はいつですか?

2026年9月20日・21日にアイメッセ山梨で開催予定です。9月22日にはMasters世代向けのLEGACY(HYBRID GAMES)とTeam Exhibitionが予定されています。

誰でもJapan Championshipへ参加できますか?

大会規約と参加資格を満たせばオンライン予選へ参加できます。2026年はCompetitorとFitnessの2カテゴリーが用意されました。

初心者でも参加できますか?

2026年はCrossFit経験が少ない人や、他競技・トレーニング経験者向けにFitnessカテゴリーが設定されました。MovementもCompetitorより取り組みやすい内容へ調整されています。

本戦へ行くにはどうすればいいですか?

オンライン予選へ参加し、各Eventのスコアを提出します。Competitorでは順位に応じてEliteまたはRx'dへ招待されます。動画提出などの条件もあるため、その年の大会規約を確認してください。

2026年は何人がファイナルへ進みますか?

CompetitorはElite男子28名・女子21名、Rx'd男子28名・女子21名の合計98名です。Fitness Exhibitionは男女各14名で、9月20・21日の合計参加人数は126名です。

Masters向けの大会はありますか?

はい。2026年9月22日に35歳以上を対象としたLEGACY(HYBRID GAMES)が開催され、35–39、40–44、45–49、50+の年齢カテゴリーで競います。

作山悠子選手はどんな選手ですか?

日本女子CrossFitを代表するトップ選手の一人です。Japan Championship 2022・2024優勝、CrossFit Openでも近年日本女子1位を記録しています。

大会へ出なくても観戦できますか?

観戦方法やチケットについては大会公式の最新案内を確認してください。ファイナルを観戦することで国内トップ選手のMovementやCompetition Strategyを見ることができます。


まとめ|国内Competitionから世界へつながる

  1. 日本にも競技CrossFit・ファンクショナルフィットネス大会がある
  2. Japan Championshipは国内を代表する大会の一つ
  3. オンライン予選からファイナル進出者を決める
  4. 2026年ファイナルは9月20・21日
  5. 会場はアイメッセ山梨
  6. CompetitorとFitnessの2カテゴリーでオンライン予選を実施
  7. Competitor上位選手はEliteとRx'dへ招待される
  8. Competitor Finalは合計98名
  9. Fitness Exhibitionは男女各14名
  10. 9月22日は35歳以上向けLEGACY(HYBRID GAMES)
  11. 動画提出とMovement StandardsもCompetitionの重要な要素
  12. 初心者でもFitnessカテゴリーから挑戦できる
  13. 作山悠子選手は日本女子CrossFitを代表する注目選手の一人
  14. 大会へ出ることで普段のTrainingでは見えない弱点が分かる
  15. 出場しなくても観戦から学べる

CrossFit Gamesは世界最高峰です。

でもCompetitionへの第一歩として、必ず海外へ行く必要はありません。

日本にもオンライン予選があります。

国内トップ選手と同じWorkoutへ挑戦できます。

Fitnessカテゴリーから初めてCompetitionを経験することもできます。

MastersになってからAge Groupで競う道もあります。

まず国内大会へ挑戦してみる。そこで自分の現在地を知る。それが競技CrossFitをさらに楽しむ入口になります。

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参考資料

※ 大会日程、カテゴリー、参加資格、ファイナル進出人数、参加費、Workout、Movement Standardsなどは年度によって変更されます。参加する場合はJapan Championship公式サイトの最新情報を必ず確認してください。


本記事はSA1NT JAPAN編集部が企画・調査・執筆し、CrossFit Uninterruptedのオーナー兼ヘッドコーチであり、CrossFit Games出場経験を持つ板谷友弘氏の専門監修を受けて作成しています。

専門監修

板谷友弘(UFIT Tony Coach/CrossFit Uninterrupted オーナー兼ヘッドコーチ)

板谷友弘(いたや ともひろ)氏は、日本を代表するクロスフィットアスリートであり、世界最高峰の舞台であるCrossFit Gamesに2度出場しています。

2021年にはCrossFit Games Men 35–39部門で世界15位。2026年にはMasters CrossFit Games Men 40–44部門へ出場し、世界29位を記録しました。

世界トップレベルのCompetitionを選手として経験する一方、CrossFit Uninterruptedのオーナー兼ヘッドコーチとして、初心者から競技者まで幅広く指導しています。

またHYROXにも取り組み、CrossFitだけに限定されない総合的なFitnessと競技経験を活かして、本記事を監修しています。

板谷友弘コーチ UFIT Tony Coach

TONYコーチポイント:

国内大会に出る一番のメリットは、自分の現在地が分かることです。普段のBoxでは得意なMovementやいつものメンバーとの比較が中心になりますが、CompetitionではMovement Standardsがあり、ジャッジがいて、他のBoxの選手と同じ条件で戦います。すると、自分では得意だと思っていたところが通用したり、逆に思っていなかった部分で大きく順位を落としたりします。その結果を次のTrainingへ持ち帰ることが大切です。最初からEliteである必要はありません。FitnessやScaledに相当するカテゴリーからでも、Competitionを経験すると普段のTrainingの見方が変わります。まず一度挑戦してみるとCrossFitがさらに面白くなると思います。

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