クロスフィット・ゲームズ(CrossFit Games)とは?世界最高峰の大会とシーズン
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クロスフィット・オープン(CrossFit Open)から世界の頂点まで、競技クロスフィットの全体像を理解する
カテゴリー:Competition & Community|Vol.50
執筆・編集:SA1NT JAPAN編集部
専門監修:板谷友弘(UFIT Tony Coach/CrossFit Uninterrupted オーナー兼ヘッドコーチ)
CrossFitを始めると、一度は耳にする「CrossFit Games(クロスフィット・ゲームズ)」。
世界で一番CrossFitが強い人を決める大会?
Openとは何が違う?
どうすればGamesに出られる?
MastersやTeenも同じ大会なの?
CrossFit Gamesは、単に1つの大会を指すだけではありません。
世界中のCrossFittersが参加するOpenから始まり、Quarterfinals、Semifinalsと選手が絞り込まれ、その頂点に位置するのがCrossFit Gamesです。
CrossFit Gamesは「Fittest on Earth(地球上で最もフィットした人)」を決める、競技CrossFitの世界最高峰です。
しかし、そのシーズンの入口となるOpenには一般のCrossFittersも参加できます。つまり、普段BoxでWODをしている私たちと、世界トップ選手のシーズンは同じOpenから始まります。
この記事では、CrossFit Gamesとは何か、OpenからGamesまでどのように選手が絞られるのか、Individual、Team、Mastersなどの部門、そして実際に2026 Masters CrossFit Gamesへ出場したTONYコーチの体験も交えて解説します。
目次
- CrossFit Gamesとは?
- CrossFit Gamesはいつ始まった?
- Gamesは1つの大会ではなく「シーズン」
- Stage 1|CrossFit Open
- Stage 2|Quarterfinals
- Stage 3|Semifinals
- Stage 4|CrossFit Games
- Individual・Team・Mastersなどの部門
- Masters CrossFit Gamesとは?
- TONYコーチ|2026年、5年ぶりに世界最高峰へ
- Gamesはどのくらいレベルが高い?
- 世界との差|TONYコーチが感じた「エンジン」
- 3日間戦うためのリカバリーと食事
- Gamesではどんな種目が出る?
- 何が出るか分からないこともCrossFit
- CrossFit Gamesは観戦しても面白い
- 日本からGamesを目指すには?
- よくある質問
- まとめ
CrossFit Gamesとは?
CrossFit Gamesは、CrossFit競技の世界最高峰に位置する大会です。
目的は非常にシンプルです。
「誰が最も総合的にFitなのか」を競技によって決める。
CrossFitでは、Strengthだけが強い選手、長距離だけが速い選手、Gymnasticsだけが得意な選手を「最もFit」とは考えません。
例えば、
- 重いBarbellを持ち上げる
- Runする
- Rowする
- Bikeを漕ぐ
- 泳ぐ
- Pull-upやMuscle-upを行う
- Handstand Walkをする
- 高い出力を短時間出す
- 長時間動き続ける
など、さまざまな能力が試されます。
一つの能力だけではなく、幅広い身体能力を高いレベルで発揮できる選手を競技によって選び出す大会です。
CrossFit Gamesはいつ始まった?
最初のCrossFit Gamesは2007年、アメリカ・カリフォルニア州Aromasで開催されました。
その後大会規模は拡大し、世界中の選手が参加する競技へ成長しました。
2026年はCrossFit Gamesの20周年にあたり、IndividualとTeamのGamesはカリフォルニア州San JoseのSAP Centerで開催されました。
世界トップ選手が集まり、複数日にわたるEventで総合的なFitnessを競います。
CrossFit Gamesは毎年同じ場所・同じ形式とは限りません。
会場、予選方式、進出人数、部門構成などは変更されることがあります。その年のCrossFit公式情報を確認してください。
Gamesは1つの大会ではなく「シーズン」
CrossFit Gamesを理解するときに重要なのが、Games本戦だけを見るのではなく、そこへ至るシーズン全体を見ることです。
2026年のIndividualでは、大きく次の流れでした。
| Stage | 内容 | 2026年 |
|---|---|---|
| 1|Open | 世界中から参加する最初の予選 | 2月26日〜3月16日 |
| 2|Quarterfinals | Open上位選手による次の選考 | 3月26日〜30日 |
| 3|Semifinals | Games出場権を争う最終予選 | 4月〜6月 |
| 4|CrossFit Games | 世界トップ選手による世界大会 | 7月24日〜26日 |
世界トップ選手も、シーズンの入口はOpen。
一般のCrossFittersが参加する同じ世界規模の大会から、最終的に世界トップ選手が選ばれていきます。
Stage 1|CrossFit Open
CrossFit Gamesシーズンの入口がCrossFit Openです。
2026年は3週間にわたり、3つのWorkoutが行われました。
Openの特徴は、世界トップ選手だけではなく、初心者や一般のCrossFittersも参加できることです。
Rx'd、Scaled、Foundationsなど、自分の能力に合ったレベルで挑戦できます。
世界大会を目指す選手にとっては予選。
一般の参加者にとっては、自分のFitnessを測り、世界や日本、同年代と比較できるイベントです。
▶ CrossFit Games Openとは?初心者でも参加できる世界規模の大会
Stage 2|Quarterfinals
2026年は、IndividualではOpenの世界上位25%がQuarterfinalsへ進みました。
Age Groupでも、それぞれの年齢カテゴリーの上位25%がQuarterfinalsへ進出しました。
ここから参加者数は一気に絞られていきます。
Quarterfinalsでは複数のWorkoutを行い、さらに上位選手がSemifinalsへ進みます。
「Open上位○%」などの進出条件は毎年同じとは限りません。
この記事では2026年シーズンを例に説明しています。
Stage 3|Semifinals
Semifinalsは、CrossFit Games本戦への出場権を争う最終予選です。
2026年のIndividualではQuarterfinalsの上位2,000人が、各地のSemifinalまたはOnline Semifinalへ進む機会を得ました。
Age GroupでもQuarterfinalsからさらに選手が絞られ、Semifinalsを通じてMasters CrossFit GamesやTeenage CrossFit Gamesへの出場者が決まります。
つまりGamesへ行くためには、
Open → Quarterfinals → Semifinals
という世界規模の予選を勝ち上がる必要があります。
Stage 4|CrossFit Games
予選を勝ち抜いた選手がたどり着くのがCrossFit Gamesです。
2026年のIndividualでは、
- Men:30人
- Women:30人
- Team:20チーム
がGames本戦へ進みました。
世界中でOpenへ参加した選手の中から、最終的にIndividualは男女それぞれ30人です。
Openは世界中から参加できる。GamesのIndividual本戦に残るのは男女それぞれ30人。
これがCrossFit Gamesの競技レベルの高さです。
Individual・Team・Mastersなどの部門
CrossFit GamesにはIndividualだけでなく、さまざまな部門があります。
| 部門 | 概要 |
|---|---|
| Individual | 世界トップの男女がFittest on Earthを争う中心部門 |
| Team | チームとして総合的なFitnessを競う |
| Masters | 35歳以上を5歳刻みのAge Groupに分けて競う |
| Teenage | 14〜17歳の年齢別部門 |
| Adaptive | Adaptive Athleteのための競技部門 |
そのため「CrossFit Gamesに出る」と言っても、Individualだけを意味するわけではありません。
年齢を重ねても、Mastersという世界最高峰の競技カテゴリーがあります。
Masters CrossFit Gamesとは?
Mastersは35歳以上のAge Groupです。
2026年は、
- 35–39
- 40–44
- 45–49
- 50–54
- 55–59
- 60–64
- 65–69
- 70+
に分かれていました。
年齢によってGamesへ進める人数も異なります。
2026年の40–44歳部門では、世界からMen 30人、Women 30人だけがMasters CrossFit Gamesへ進みました。
Masters CrossFit Gamesは2026年7月21〜23日、San Jose McEnery Convention Centerで開催されました。
TONYコーチ|2026年、5年ぶりに世界最高峰へ
TONYコーチPOINT|2026 Masters CrossFit Gamesへ日本から挑戦
本記事を監修する板谷友弘(TONY)コーチは、2021年に続き、2026年のMasters CrossFit Games Men 40–44部門へ出場しました。
2026年の40–44歳男子でGamesへ進めたのは世界で30人。
TONYコーチはSemifinalを勝ち抜き、5年ぶりに世界最高峰の舞台へ戻りました。
2026 Masters CrossFit GamesのMen 40–44に日本から出場したのはTONYコーチただ一人。
最終順位は世界29位。CrossFit Games公式Athlete Profileにも、2026 Games Men 40–44で29位と記録されています。
TONYコーチ自身は2025年シーズンにはGamesを目指してCrossFitに集中していましたが、2026年はHYROXなどにも取り組み、CrossFitだけに完全にフォーカスしたシーズンではなかったと話しています。
それでも世界大会へ戻ることができた理由の一つとして、HYROXなどを通じて基礎的な体力を作ったことがプラスになったのではないかと分析しています。
動画について:
CrossFit Gamesの開催形式、会場、予選方法、進出人数などは年度によって変更されます。動画内の情報を見る際は、その年のCrossFit公式情報も合わせて確認してください。
Gamesはどのくらいレベルが高い?
TONYコーチは2021年にもCrossFit Gamesへ出場し、Men 35–39で世界15位になっています。
そして2026年、5年ぶりにGamesへ出場しました。
結果は29位でしたが、本人の感覚では2021年よりも「世界との距離は縮まった」と話しています。
TONYコーチPOINT|順位だけでは分からない世界との距離
2021年は「何もできず終わった」という感覚が強かった一方、2026年は世界トップ選手と戦えるEvent、勝負できる場面もあったと振り返っています。順位だけを見るのではなく、世界トップと並んだときに、どこなら戦えて、どこに大きな差があるのかを見ることも競技者にとって重要です。
実際に世界最高峰の選手と同じフロアで競技することで、日本国内では見えにくい弱点が明確になります。
世界との差|TONYコーチが感じた「エンジン」
2026年のGamesを経験してTONYコーチが強く感じたのが、世界トップ選手との「エンジン」の差です。
日本人選手も、
- SquatなどのStrength
- Weightlifting
- 高度なGymnastics
では非常に高いレベルにあり、世界との差が極端に大きいとは感じなかったと話しています。
一方で明確に差を感じたのが、もっとシンプルな運動でした。
TONYコーチPOINT|世界との差は「エンジンの大きさ」
TONYコーチが世界トップとの大きな差として挙げているのが、BikeやRowなどのシンプルなMovementで高い出力を出し、それを維持する能力です。日本では自身のBikeやRowを大きな弱点とは感じていなかったものの、Gamesで世界トップと並ぶと明確な差があったと話しています。
CrossFitでは、Clean、Snatch、Muscle-upなど見た目にも分かりやすいSkillへ目が向きやすくなります。
もちろん、それらも重要です。
しかしその前に、
- Rowで出力を出す
- Bikeで高出力を維持する
- Runで落ちない
- 疲労した状態から回復する
といった基礎的な能力があります。
派手なMovementだけが世界への近道ではない。
シンプルなMovementで高い出力を作る地道なTrainingが、世界レベルでは大きな差になる。
TONYコーチは、日本やアジアから世界を目指す選手にはRowやBikeのIntervalなど、シンプルな動作で高い出力を作り続けるTrainingも重要だと話しています。
▶ クロスフィット(CrossFit)のエンジンを強くする|ゾーン2とインターバル
3日間戦うためのリカバリーと食事
Gamesで要求される能力は、その日の1Eventで高いスコアを出すことだけではありません。
複数日にわたり、何度も高いパフォーマンスを出す必要があります。
TONYコーチがGamesで感じたもう一つの世界との差が、リカバリー能力でした。
TONYコーチPOINT|世界トップは1日目から3日目まで落ちない
TONYコーチは、世界トップ選手が1日目、2日目、3日目を通して高いパフォーマンスを維持する姿を見て、リカバリーの重要性を感じたと話しています。Trainingだけではなく、睡眠と食事まで含めて競技力です。
特に複数Eventを戦うCompetitionでは、大量のエネルギーを消費します。
疲れて食欲が落ちたとしても、次の日に戦うために必要なエネルギーを補わなければなりません。
TONYコーチは特に炭水化物について、競技中に消費したエネルギーを補い、翌日再び戦うためにしっかり食べることが必要だと話しています。
世界レベルでは「Trainingできること」だけではなく、「食べて、眠って、翌日また戦えること」も選手の能力。
▶ クロスフィット(CrossFit)の食事と栄養|炭水化物・タンパク質・水分
▶ クロスフィット(CrossFit)の回復法|睡眠・休養・筋肉痛・疲労管理
Gamesではどんな種目が出る?
CrossFit Gamesの特徴は、単一競技ではないことです。
2026年のIndividualでは、例えば、
- 7,200m Trail Run
- Row
- Pull-up
- Push Jerk
- Back Squat 1RM
- Shoulder Press 1RM
- Deadlift 1RM
- Swim
- Burpee
- Rope Climb
- Toes to Bar
- Handstand Walk
- Snatch
など、非常に幅広い能力が試されました。
つまり、
「Strengthが強いから勝てる」
「Runが速いから勝てる」
「Gymnasticsが上手だから勝てる」
ではありません。
CrossFit Gamesで問われるのは、一つの強さではなく「穴が少ないこと」。
何が出るか分からないこともCrossFit
CrossFitの基本的な考え方の一つに、Constantly Varied(絶えず変化する)があります。
Gamesでも、選手がすべてのEventを何か月も前から完全に知って練習するわけではありません。
競技が近づいてから発表されるEventもあり、未知の課題へ対応する能力が試されます。
だからこそ、特定の大会種目だけを反復するのではなく、普段から幅広い能力を作っておく必要があります。
TONYコーチPOINT|GamesのためだけのTrainingではない
TONYコーチは2026年、CrossFitだけに集中するのではなくHYROXなどにも取り組んだことが、結果としてベースの体力向上につながった可能性があると分析しています。CrossFitでは、特定のMovementだけではなく、幅広いFitnessを作ることが重要です。
CrossFit Gamesは観戦しても面白い
Gamesは出場選手だけのものではありません。
CrossFitをしている人なら、一度は観戦してみる価値があります。
TONYコーチも、特に世界を目指す若い選手には、一度Gamesを実際に見てほしいと話しています。
TONYコーチPOINT|世界のレベルを自分の目で見る
日本やアジアでTrainingしているだけでは、世界トップ選手のMovement、身体の大きさ、出力、回復力を直接見る機会は多くありません。TONYコーチは、世界を目指す選手ほど一度Gamesを生で見て、そのレベルを知ることにも価値があると話しています。
またGames会場には競技だけでなく、Vendor Village、CrossFit関連ブランド、限定商品、Athlete Panelなどもあり、CrossFitコミュニティ全体を楽しめるイベントになっています。
2026年のIndividual・Team Gamesは17,000人以上を収容できるSAP Centerで開催されました。
日本からGamesを目指すには?
Gamesを目標にする場合も、最初にやることは特別ではありません。
まずOpenへ参加します。
そして、
- Openで現在地を知る
- Strength、Gymnastics、Engineの弱点を確認する
- Quarterfinalsを目指す
- 世界レベルのMovement Standardsに慣れる
- Competition経験を積む
- Semifinalsを目指す
- 世界トップとの不足部分を埋めていく
という長い積み重ねになります。
TONYコーチ自身も2021年に初めてGamesへ出場し、5年後の2026年に再び世界大会へ戻りました。
TONYコーチPOINT|Mastersでも世界を目指せる
2026年のGames後、TONYコーチは3回目のGames出場を目指したいと話しています。40代になっても世界のトップ30を目指せるのがMasters CrossFitです。若い選手だけでなく、Masters世代にも世界へ挑戦する道があります。
CrossFit Gamesは非常に遠い目標です。
しかし、その最初のステップであるOpenには誰でも挑戦できます。
よくある質問
CrossFit Gamesとは何ですか?
競技CrossFitの世界最高峰に位置する大会です。世界規模のOpenから始まるシーズンを勝ち上がった選手が、幅広い身体能力を競ってFittest on Earthを目指します。
CrossFit GamesとCrossFit Openは同じですか?
違います。OpenはCrossFit Gamesシーズンの最初の予選で、一般のCrossFittersも参加できます。Gamesは複数段階の予選を勝ち抜いた世界トップ選手が競う最終大会です。
CrossFit Gamesには誰でも出られますか?
Games本戦へ直接出場することはできません。基本的にはOpenから始まり、QuarterfinalsやSemifinalsなど、その年の予選システムを勝ち抜く必要があります。
2026年のGamesには何人出場しましたか?
Individual本戦はMen 30人、Women 30人、Teamは20チームでした。Mastersは年齢カテゴリーによって人数が異なり、40–44歳は男女それぞれ30人でした。
Mastersは何歳からですか?
CrossFit Gamesでは35歳からMastersのAge Groupが設定されています。2026年は35–39、40–44、45–49と5歳刻みで70+まで設定されていました。
TONYコーチはCrossFit Gamesに出場していますか?
はい。2021年にMen 35–39部門で世界15位、2026年にはMen 40–44部門で世界29位でした。2026年は5年ぶり2回目のGames出場です。
CrossFit Gamesではどんな種目が出ますか?
Weightlifting、Gymnastics、Run、Row、Bike、Swimなど非常に幅広い能力が試されます。毎年Eventは変わり、選手が事前にすべてを把握できないこともCrossFit Gamesの特徴です。
日本からCrossFit Gamesを目指すには何から始めますか?
まずCrossFit Openへ参加し、自分が世界や日本、Age Groupのどの位置にいるかを確認します。そこからStrength、Gymnastics、Engineなどの弱点を分析し、次の予選段階を目標にTrainingを組み立てます。
CrossFit Gamesはどこで見られますか?
CrossFit Games公式サイトではシーズン中にLeaderboard、Workout、スケジュール、配信情報などが公開されます。配信方法は年度によって変わるため最新の公式情報を確認してください。
まとめ|Openから始まり、世界の頂点へ
- CrossFit Gamesは競技CrossFitの世界最高峰
- 最初のGamesは2007年に開催された
- Gamesは本戦だけでなくシーズン全体で考える
- 世界への入口はCrossFit Open
- 2026年はOpen上位25%がQuarterfinalsへ進出
- SemifinalsはGames出場を争う最終予選
- 2026 Individual Gamesは男女各30人
- Mastersは35歳以上をAge Groupに分けて競う
- 40–44歳の2026 Masters Gamesは男女各30人
- TONYコーチは2026年に日本からMen 40–44へ出場し世界29位
- GamesではStrengthだけでなく幅広い能力が問われる
- 世界との差としてEngine、出力、リカバリーも重要
- 大会を複数日戦うには食事と睡眠も競技力になる
- 日本から世界を目指す選手も、最初のステップはOpen
CrossFit Gamesは、遠い世界の大会に見えるかもしれません。
しかし世界トップ選手も、シーズンの最初はOpenから始まります。
同じMovement。
同じWorkout。
同じLeaderboard。
そこから世界トップ選手が少しずつ絞り込まれていきます。
そしてGamesで問われるのは、単に重いものを持てるかではありません。
走れるか。
漕げるか。
自分の身体を操れるか。
疲れても動けるか。
翌日また戦えるか。
Strength、Skill、Engine、持久力、回復力まで含めた総合的なFitnessを競う。それがCrossFit Gamesです。
次に読む記事
- CrossFit Games Openとは?初心者でも参加できる世界規模の大会
- クロスフィット(CrossFit)の大会に初めて出る人へ|準備・持ち物・当日の流れ
- クロスフィット(CrossFit)のエンジンを強くする|ゾーン2とインターバル
- クロスフィット(CrossFit)の食事と栄養|炭水化物・タンパク質・水分
- クロスフィット(CrossFit)の回復法|睡眠・休養・筋肉痛・疲労管理
- Movement Standardsとは?No Repを減らす確認ポイント
参考資料
- CrossFit公式:The 2026 CrossFit Games Season — Dates & Details by Division
- CrossFit公式:The 2026 CrossFit Games Dates and Location
- CrossFit Games公式:2026 CrossFit Games Overview
- CrossFit Games公式:2026 Masters CrossFit Games Schedule
- CrossFit Games公式:2026 CrossFit Games Workouts
- CrossFit Games公式:Tomohiro Itaya Athlete Profile
※ CrossFit Gamesのシーズン構造、進出条件、人数、開催地、カテゴリーは年度によって変更される場合があります。本記事では主に2026年シーズンの公式情報を使用しています。
本記事はSA1NT JAPAN編集部が企画・調査・執筆し、CrossFit Uninterruptedのオーナー兼ヘッドコーチであり、2026 Masters CrossFit Games Men 40–44出場選手の板谷友弘氏の専門監修を受けて作成しています。
専門監修
板谷友弘(UFIT Tony Coach/CrossFit Uninterrupted オーナー兼ヘッドコーチ)
板谷友弘(いたや ともひろ)氏は、日本を代表するクロスフィットアスリートであり、世界最高峰の舞台であるCrossFit Gamesに2度出場しています。
2021年にはCrossFit GamesのMen 35–39部門で世界15位。さらに2026年には、Open、Quarterfinals、Semifinalsを経てMasters CrossFit Games Men 40–44部門への出場権を獲得。世界30人だけが出場する舞台で世界29位を記録しました。
2026 Masters CrossFit GamesのMen 40–44に日本から出場したのはTONYコーチただ一人です。
また近年はHYROX競技にも積極的に取り組み、本格的なランニング競技経験がない中、HYROX大阪大会では総合3位・日本人選手2位に輝きました。
CrossFit Gamesという世界最高峰の舞台を選手として実際に経験し、世界トップ選手との差を身体で理解すると同時に、現在も現役アスリートとして挑戦を続けています。CrossFitとHYROXの両方を深く理解し、数多くのアスリートを指導してきた経験を活かして本記事を監修しています。

TONYコーチポイント:
Gamesに行って改めて感じたのは、WeightliftingやGymnasticsのような難しいMovementだけが大事ではないということです。日本やアジアの選手もそういう技術はかなり高くなっています。でも世界トップとの差を感じたのは、BikeやRowのようなシンプルなMovementでどれだけ出力を出せるか、そしてそれを維持できるかというベースの部分でした。世界を目指すのであれば、派手なMovementだけではなく、RowやBikeのIntervalのような地道なTrainingから逃げずにやることが大切だと思います。そしてGamesは数日間続きます。Trainingだけではなく、疲れていてもしっかり食べる、睡眠を取る、翌日また戦える状態を作ることも競技力です。僕自身、2021年より2026年の方が世界との距離が縮まった手応えがありました。まず身体を整えて、次は3回目のGames、さらに上の順位を目指していきたいと思っています。
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