走り方の科学 — Vol.05 / 05|サーキット・筋力トレーニングの科学【走るだけでは速くなれない理由】
シェアする
サーキット・筋力トレーニングの科学
走るだけでは
速くなれない理由
走るだけでは速くなれない——Coach Mikeが断言する。心肺機能・コア・上半身を同時に鍛えるサーキットトレーニングの科学と、SA1NT HYBRID RUN CLUBの実際のプログラム構造を全公開する。
走るだけでは速くなれない——Coach Mikeが断言する理由
「すべてのスポーツに共通して求められるものが3つある。高い心肺機能、強いコア(足腰)、そして強い上半身だ。これらの強さは健康にも直結する。」——Coach Mikeはこの原則をすべての選手に徹底させる。
ランニングだけを繰り返しても、体幹・上半身・爆発力は鍛えられない。フォームが崩れる、後半でペースが落ちる、怪我をしやすい——これらの多くが筋力不足から来ている。サーキットトレーニングはこれらを一度に解決する。
「強くなりたいランナーにはS&Cのためにランのセッションを一つ削ることを勧める。長期的なパフォーマンス向上と怪我予防のために、これは必須の投資だ。ランニングだけでは大きな筋肉量は作れない。常に疲れているなら、オーバートレーニングかもしれない——あるいは筋力が足りていないかもしれない。」
— Coach Mike, run.nrg
サーキットトレーニングの3つの目的
SA1NT HYBRID RUN CLUBのサーキット構造
SA1NTのサーキットトレーニングは全体で23分間。インターバルランと筋力ワークアウトを交互に繰り返す構成だ。
月間プログラムのローテーション
-
第1週サーキットA全身の筋持久力をベースに構成。フォームの確認と基本的な動きパターンの定着が主な目的。
-
第2週ランニングドリル+上半身強化フォームの根本改善とランニングエコノミー向上のためのドリルと、ランニングで鍛えにくい上半身・体幹のセッション。
-
第3週サーキットBサーキットAより難易度・強度を高めたバリエーション。体が慣れてきた頃に新しい刺激を与える。
-
第4週ペアワーク → SA1NT タイムトライアル毎月恒例のパートナーワークとタイムトライアル。月間の成長を数字で確認し、次月のモチベーションにつなげる。
ジムより機能的S&Cが優れる理由
Arthur Lydiardはこう言った——「ウエイトトレーニングはウエイトトレーニングを上手くするだけだ」。Coach Mikeも同じ哲学を持つ。ランナーに必要な筋力は、ランニング動作に連動した機能的な筋力だ。
- 特定の筋肉を孤立させて鍛える
- ランニング動作との連動が弱い
- マシンに縛られた動作パターン
- コア・バランス感覚の向上が限定的
- 時間効率が低い
- 複数の筋肉群を同時に・連動させて鍛える
- ランニング動作に直結した強化
- 体重・坂道・自然環境を使う
- コア・バランス・神経系が同時に発達
- ランと組み合わせて時間効率が高い
ランナーが取り組むべき基本的な筋力トレーニング
🦵 下半身:スクワット・ランジ・シングルレッグスクワット・ヒルバウンディング
💪 体幹:プランク・サイドプランク・デッドバグ・バードドッグ
🏃 上半身:プッシュアップ・プルアップ・ダンベルローイング
⚡ プライオメトリクス:ボックスジャンプ・バーピー・ジャンプスクワット
Coach Mikeのアドバイス:S&Cのためにランのセッションを一つ削る価値は十分にある。追い込みすぎず、翌日のランに影響が出ないよう強度を管理すること。
ランのセッションに疲労を持ち込まないために、S&Cの後は最低24〜36時間の回復時間を設けること。特にヒルレップスや激しいプライオメトリクスの翌日に質の高いランを入れるのは逆効果だ。S&Cは週2〜3回、ランとの兼ね合いで曜日を固定して管理しろ。
SA1NT HYBRID RUN CLUB
心肺機能・コア・上半身——3つを同時に鍛えるSA1NTのサーキットトレーニング。ランナー・スパルタンレーサー・ハイロクサー・球技系アスリートまで、向上したいアスリートは誰でもウェルカムだ。
クラブの詳細を見るシリーズ完結:5つの走り方を正しい順番で使え
Vol.01のイージーランで土台を作り、Vol.02のテンポ走・ファルトレクで閾値を上げ、Vol.03のインターバル・ヒルレップスで爆発力を開発し、Vol.04のクロストレーニングで怪我なく総量を増やし、そしてこのVol.05のS&Cで走れる体の土台を維持する——これが完全なランナーのトレーニングだ。
どれか一つを極めても不完全だ。5つすべてを目的に応じて使い分けることが、長く速く楽しく走り続けることができる唯一の方法だ。
着圧や疲労軽減といった機能面は非常に優れているものの、1度の洗濯で縫い目の糸がほつれが生じるなど、耐久性には不安が残る。
ランニングの動きを邪魔せず、とても快適な着心地でした。シンプルな見た目で、普段着にも使えて重宝しています!
足首がしっかりホールドされている感覚があり、足裏のアーチも保持されている気がして走りやすい!