SA1NTコーチ【マイク】が教える|なぜHYROXはこんなにハマるのか

HYROXを一度やると、多くの人がこう言います。「なんだこれ、地獄なのに、また出たい。」

初めて見る人には、ただのフィットネスイベントに見えるかもしれません。

でも実際にやってみると分かります。

HYROXは、ランニングでもあり、筋持久力でもあり、戦略でもあり、そして何より“我慢比べ”です。

Coachマイク自身、50年以上さまざまな競技を経験してきました。

陸上。

トライアスロン。

オープンウォータースイム。

アイアンマン。

CrossFit。

その中で、なぜ今HYROXに惹かれているのか。

その理由を、かなり正直に話したいと思います。

HYROXは「筋トレ大会」ではない

HYROXを見たことがない人は、よく勘違いします。

「ソリ押しがあるから筋力競技でしょ?」

「CrossFitみたいな感じ?」

もちろん、筋力は必要です。

でも、実際にレースをやると、すぐに気づきます。

HYROXは、筋トレ大会ではありません。

むしろ、かなり“ランニング寄り”の競技です。

なぜなら、HYROXは8回も1kmを走るからです。

しかも問題なのは、ただ1kmを走るわけではないこと。

ソリを押して、引いて、バーピーして、ローイングして、その直後にまた走らされます。

つまり、「疲れた状態で走り続ける能力」が必要になります。

Coachマイクが面白いと思うのは、HYROXでは筋肉だけ強くても勝てないところです。

ベンチプレスが強くても。

スクワットが強くても。

デッドリフトが強くても。

走れなければ、一気に苦しくなります。

逆に、ランナーが少し筋力をつけると、かなり戦えるようになります。

実際、最近の研究でも、HYROXのパフォーマンスを決める最大要素はVO2max、つまり有酸素能力だと言われています。

これはかなり重要です。

HYROXは「筋肉のスポーツ」に見えるのに、実際は“エンジン”のスポーツだからです。

結局、強いのは“走れる人”

HYROXでは、後半になると本当に面白いことが起きます。

最初は筋肉が大きい選手が強そうに見える。

でも、レース後半になると、走れる選手がどんどん前へ出てきます。

Coachマイクは、これがHYROXの魅力だと思っています。

ソリは重いです。

ウォールボールもきつい。

バーピーも地獄です。

でも、本当に差が出るのはランニングです。

しかも、ただのランニングではありません。

疲れた状態で、呼吸が上がったまま、脚が終わりかけている状態で、また走る。

これがHYROXの恐ろしさです。

そして同時に、面白さでもあります。

多くの人は、筋力系ステーションで勝負が決まると思っています。

でも実際には、走れる人は回復も早い。

次のステーションへの入り方も落ち着いています。

結果として、全体のペースが崩れません。

Coachマイクは、HYROXを見ていると、「有酸素能力は裏切らない」と改めて感じると言います。

これは、ランナーにとってかなり希望があります。

なぜなら、年齢を重ねても、有酸素能力はかなり伸ばせるからです。

HYROXは大人の身体に合っている

CoachマイクがHYROXに強く惹かれている理由の一つが、ここです。

HYROXは、大人になってからでも始めやすい。

そして、年齢を重ねたアスリートでも戦いやすい。

これは本当に大きいです。

CrossFitには、素晴らしい要素がたくさんあります。

ただ一方で、高度な技術も必要になります。

オリンピックリフティング。

ジムナスティック。

逆立ち歩き。

高い可動域。

過去に怪我や手術歴がある人にとっては、難しい動きも少なくありません。

Coachマイク自身、椎間板の手術、動脈手術など、さまざまな身体の問題を経験しています。

だからこそ、「年齢を重ねても参加できる競技」の価値を強く感じています。

HYROXは、もちろん簡単ではありません。

めちゃくちゃキツいです。

でも、「技術ができないから参加できない」という壁は比較的小さい。

これは、多くの一般アスリートにとって非常に大きな意味があります。

しかも、エリートと初心者が同じ会場にいます。

同じ音楽。

同じライト。

同じコース。

この一体感が、HYROX独特の空気を作っています。

CrossFitとHYROXは敵ではない

SNSを見ていると、HYROX vs CrossFit のような空気を感じることがあります。

でもCoachマイクは、この対立は少し変だと思っています。

なぜなら、実際に強い選手たちは、両方やっているからです。

HYROXで勝つためには、筋力も必要です。

CrossFit的なトレーニングは、間違いなく役に立ちます。

一方で、CrossFit選手も、ランニング能力が高いほど強い傾向があります。

つまり、本当に強いハイブリッドアスリートは、両方の要素を持っています。

Coachマイク自身も、CrossFitを週に数回取り入れながらHYROXをレースしています。

奥さんも両方やっています。

そして面白いのは、夫婦で「どっちが好きか」が違うことです。

でも、どちらも間違っていない。

Coachマイクが大事だと思っているのは、「どの競技が上か」ではありません。

自分が続けたくなるか。

身体を長く健康に保てるか。

それが重要です。

HYROXが異常に面白い理由

HYROXには、中毒性があります。

レース中は、「なんでこんなことしてるんだろう」と思います。

ソリを押している時なんて、本当に地獄です。

脚が終わる。

肺も終わる。

でも、その直後にまた走かされます。

そして不思議なことに、終わるとまた出たくなる。

Coachマイクは、この理由は「分かりやすさ」だと思っています。

HYROXは、毎回フォーマットが同じです。

だから、自分の成長が非常に分かりやすい。

去年より速い。

前回よりソリが楽。

ランが落ちなかった。

この「比較できる感覚」が、多くの人をハマらせます。

遊びのようで、本気。

これがHYROXの魅力です。

最後にCoachマイクが思うこと

Coachマイクは、50年以上競技を続けています。

若い頃は、ただのランナーでした。

その後、トライアスロンをやり、アイアンマンをやり、CrossFitをやり、そしてHYROXへたどり着きました。

もし20代の頃に、「将来、ソリを押して世界中でレースしてるよ」と言われても、絶対信じなかったと思います。

でも今、Coachマイクが感じているのは、「人間は年齢を重ねても、まだ新しい挑戦ができる」ということです。

HYROXは、そのきっかけを作ってくれる競技です。

ランナーだった人。

ジム好きだった人。

昔スポーツをやっていた人。

何か新しい目標が欲しい人。

いろいろな人が、同じスタートラインへ立てます。

そして、多くの人がレース後にこう言います。

「人生で一番キツかった。でも、また出たい。」

Coachマイクは、それがHYROXの本質だと思っています。

HYROXは、ただのフィットネスイベントではない。

自分がどこまで動けるかを、もう一度試したくなる競技です。

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この記事を書いたコーチ

Mike Trees(7 x マスターズ世界チャンピオン)

Mike Trees

マイクは、長年コーチとして、またトレーナーとして、また選手として活躍してきました。

インスタグラム @run.nrg にて、難しいスポーツ科学を誰にでも分かりやすいように毎日配信しています。分かりやすい解説が好評で、フォロワー数は45万人以上。

アジアの暑い気候に適した、非常に機能的なコンプレッションウェアとランニングギアを作りたいという想いから、SA1NTと共同開発を行いました。

MIKE TREES から一言;
「私はアスリートとして、コーチとして、そしてスポーツ科学者として、常にスポーツに対するホリスティックなアプローチを取り入れてきました。
トレーニングからレース、リカバリー、そして体への燃料補給に至るまで、手を抜かずに取り組んできました。
卓越性を追求する中で、アスリートが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、フィット感の高い機能的なスポーツウェアは必須です。
そうして完成した プロジェクトONEのコンプレッション。皆さんも試してください!」

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