ハイロックスレース向けシューズ・ウェア・ギアの選び方
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カテゴリー:入門|Vol.05
HYROXに出ると決めたとき、多くの人が最初に悩むのが「何を履けばいいのか」「どんなウェアで出ればいいのか」「レース中に何を持っていけばいいのか」という準備の部分です。
HYROXは、普通のランニング大会でも、普通の筋トレイベントでもありません。
合計8kmを走りながら、スキーエルゴ、スレッドプッシュ、スレッドプル、バーピーブロードジャンプ、ローイング、ファーマーズキャリー、サンドバッグランジ、ウォールボールを行います。
つまり、シューズもウェアも、走れることと動けることの両方が必要です。
この記事では、HYROXレースに向けたシューズ、ウェア、ギアの選び方を、トニーコーチの視点を交えて解説します。
目次
- HYROXのギア選びで一番大切な考え方
- HYROXシューズはランニングシューズを基本に考える
- シューズ選びで見るべき5つのポイント
- CrossFitシューズはHYROXに向いている?
- 厚底ランニングシューズは使える?
- ウェア選びで大切なのは「走れる・擦れない・ズレない」
- トニーコーチおすすめ:SA1NT P1 Elite Compression Shorts
- ポケット付きショーツがHYROXで便利な理由
- レース中の補給ジェルはどう持つ?
- あると便利なHYROXギア
- 逆に注意したいギア
- 大会前に必ずやるべきギア確認
- まとめ
HYROXのギア選びで一番大切な考え方
HYROXのギア選びで一番大切なのは、見た目ではなく、レース中に余計なストレスを増やさないことです。
HYROXは1時間以上動き続ける人が多いレースです。
その間に、ラン、スレッド、バーピー、ローイング、キャリー、ランジ、ウォールボールが続きます。
シューズが滑る。
ショーツがズレる。
ウェアが擦れる。
ポケットの中身が揺れる。
補給ジェルが取り出しにくい。
こうした小さなストレスは、レース後半になるほど大きな問題になります。
トニーコーチも、HYROXでは単純な筋力や走力だけでなく、レース全体をどうスムーズに進めるかが重要だと話しています。ギア選びも、そのレース戦略の一部です。
強い人ほど、余計なことにエネルギーを使わない準備をしています。
HYROXシューズはランニングシューズを基本に考える
HYROXのシューズ選びでは、まずランニングシューズを基本に考えるのがおすすめです。
理由はシンプルです。
HYROXは、合計8km走る競技だからです。
トニーコーチも、HYROXのシューズ選びについて、ベースはランニングシューズで考えるべきだと話しています。
もちろん、HYROXにはスレッドプッシュやスレッドプル、ランジ、ウォールボールなど、ジム要素もあります。
しかし、レース全体で見ると、ランニングの比率は非常に高いです。
特にCrossFit経験者や筋トレ経験者は、安定性を重視してトレーニングシューズを選びたくなるかもしれません。
ただし、8kmを走ることを考えると、あまりにも硬く重いシューズではランで消耗しやすくなります。
HYROXでは、走れることを最優先にしつつ、スレッドやランジで不安定になりすぎないシューズを選ぶことが重要です。
シューズ選びで見るべき5つのポイント
① 8kmを走れるクッション性
HYROXでは、1kmランを8回行います。
1本だけなら我慢できるシューズでも、8本繰り返すと足への負担が大きくなります。
最低限、8kmを問題なく走れるクッション性は必要です。
② スレッドで滑りにくいグリップ
HYROXでは、スレッドプッシュとスレッドプルがあります。
ここで靴底が滑ると、力がうまく地面に伝わりません。
トニーコーチも、HYROXシューズではグリップが重要だと話しています。
ランニングシューズであっても、靴底がツルツルに近いものや、濡れた床で滑りやすいものは避けた方が安心です。
③ ランジやスクワット動作で横ブレしにくい
サンドバッグランジやウォールボールでは、脚が疲れた状態でしゃがむ、立つ、前に進む動作を繰り返します。
このとき、シューズの横ブレが大きいとフォームが崩れやすくなります。
柔らかすぎるソールや、極端に不安定なシューズは注意が必要です。
④ 重すぎない
HYROXは、ランだけでなく、種目の間もずっと動き続けます。
シューズが重すぎると、後半のランで脚が上がりにくくなります。
安定性は必要ですが、必要以上に重いシューズは避けたいところです。
⑤ 本番前に必ず練習で試している
一番避けたいのは、レース本番で初めて履くことです。
どれだけ評判の良いシューズでも、自分の足に合うかどうかは別です。
レース前には、最低でも数回はそのシューズで走り、スレッド、ランジ、ウォールボールなども試しておきましょう。
CrossFitシューズはHYROXに向いている?
CrossFitシューズは、スクワットやリフティング、ジャンプ、ロープクライムなどに対応しやすいように作られています。
安定性が高く、横ブレしにくいものが多いです。
そのため、スレッドプッシュ、ウォールボール、ランジなどでは安心感があります。
しかし、問題はランです。
HYROXでは合計8km走ります。
CrossFitシューズは短いランなら問題ない場合もありますが、8kmをレースペースで走るには硬く、重く感じることがあります。
トニーコーチ自身も、CrossFitの長時間ワークアウトとHYROXのランニング体力は別物だと感じています。
それと同じで、CrossFitで使いやすいシューズが、そのままHYROX全体に最適とは限りません。
HYROXでは、CrossFitシューズの安定性よりも、まず8kmをしっかり走れることを優先した方が良いケースが多いです。
厚底ランニングシューズは使える?
厚底ランニングシューズは、ランニング部分では大きな助けになることがあります。
クッション性が高く、反発もあり、走りやすいモデルも多いです。
ただし、HYROXでは注意も必要です。
柔らかすぎる厚底シューズは、スレッドプッシュで力が逃げたり、サンドバッグランジで横ブレしたり、ウォールボールでしゃがんだときに不安定になることがあります。
大切なのは、「速く走れるか」だけでなく、「疲れた状態で安全に動けるか」です。
厚底シューズを選ぶ場合は、実際にスレッドを押してみる、ランジをしてみる、ウォールボールをしてみるなど、レースに近い動きで確認しておきましょう。
ウェア選びで大切なのは「走れる・擦れない・ズレない」
HYROXのウェア選びでは、見た目以上に機能性が重要です。
特に大切なのは、次の3つです。
- 走れること
- 擦れにくいこと
- ズレにくいこと
HYROXでは、走るだけでなく、しゃがむ、跳ぶ、押す、引く、担ぐ、歩くという動作が連続します。
普通のランニングウェアなら快適でも、バーピーやランジでズレることがあります。
逆に、ジム用のゆったりしたショーツは、走るときに揺れたり、擦れたりすることがあります。
HYROXでは、ランニングとファンクショナル種目の両方に対応できるウェアが理想です。
トニーコーチおすすめ:SA1NT P1 Elite Compression Shorts
HYROXで使うショーツとして、トニーコーチがおすすめしているのが、SA1NTのP1 Elite Compression Shortsです。
SA1NTのコンプレッションショーツは、もともとよく走る人に向けて作られたショーツです。
そのため、HYROXのように1kmランを8回繰り返す競技と相性が良いです。
さらに、HYROXではランだけでなく、バーピー、ランジ、ウォールボール、スレッドなど、下半身に負担がかかる動きが続きます。
コンプレッションショーツは、筋肉に適度な圧をかけることで、ランニング中やジャンプの着地時に起こる筋肉の揺れ、つまり筋振動を抑えることが期待されます。
トニーコーチも、SA1NTのショーツについて、ランニングだけでなく、HYROXやCrossFitのようなハイブリッドスポーツでも使ってほしいアイテムとして紹介しています。
特にP1 Elite Compression Shortsは、走れる軽さとフィット感がありながら、レース中に必要な補給ジェルを入れられるポケットがある点も大きなメリットです。
▶ トニーコーチおすすめ:SA1NT P1 Elite Compression Shortsを見る
ポケット付きショーツがHYROXで便利な理由
HYROXは、1時間以上かかる人も多いレースです。
そのため、レース中盤で補給ジェルを1個から2個取りたい人もいます。
ここで便利なのが、ポケット付きのコンプレッションショーツです。
手に持って走ると邪魔になります。
ウエストポーチは揺れやすく、バーピーやランジの邪魔になることがあります。
ポケットの位置が悪いショーツだと、走っている時にジェルが跳ねたり、取り出しにくかったりします。
P1 Elite Compression Shortsは、レース中に補給ジェルを入れておきやすく、必要なタイミングで取り出しやすい設計です。
特に、レース中盤で1個から2個のジェルを取りたい人には実用的です。
HYROXでは、補給のために止まる時間も、ポケットの中身を探す時間も、できるだけ減らしたいところです。
ポケット付きショーツは、その小さなストレスを減らしてくれます。
▶ 補給ジェルを入れられるP1 Elite Compression Shortsを見る
レース中の補給ジェルはどう持つ?
HYROXで補給ジェルを使うかどうかは、レース時間や体質によって変わります。
60分以内で終わる上級者なら、ジェルなしで走り切る人もいます。
一方で、70分、80分、90分以上かかる人は、途中でエネルギー切れを感じることがあります。
特に後半のサンドバッグランジやウォールボールで脚が止まりやすい人は、レース中盤でジェルを1個取る戦略も考えられます。
目安としては、レース中盤、ローイング前後やファーマーズキャリー前後など、自分が取りやすいタイミングを事前に決めておくと安心です。
ただし、レース本番で初めてジェルを使うのはおすすめしません。
胃が重くなる人もいれば、甘さで気持ち悪くなる人もいます。
事前の練習で、実際にジェルをポケットに入れて走り、取り出し、飲むところまで試しておきましょう。
あると便利なHYROXギア
HYROXでは、必須ではないものの、あると便利なギアがあります。
ヘッドバンド
汗が目に入ると、ローイングやウォールボールで集中しにくくなります。
汗をかきやすい人は、ヘッドバンドがあると便利です。
リストバンド
手首まわりの汗を拭けるので、スレッドプルやファーマーズキャリーで手が滑りにくくなります。
スポーツウォッチ
ランのペースや心拍を確認したい人には便利です。
ただし、レース中に時計を見すぎると動きが乱れることもあります。
あくまでペース確認の補助として使いましょう。
グローブ
スレッドプルやファーマーズキャリーで手の保護に役立つ場合があります。
ただし、グローブが滑る場合もあるため、必ず練習で試してから使いましょう。
ニースリーブ
ランジやウォールボールで膝周りが気になる人には安心感があります。
ただし、きつすぎるものや、走るとズレるものは避けた方が良いです。
逆に注意したいギア
便利そうに見えても、HYROXでは邪魔になるギアもあります。
揺れるウエストポーチ
補給ジェルを入れるためにウエストポーチを使う人もいますが、バーピーやランジで邪魔になる場合があります。
走っている時に揺れるものは、後半になるほどストレスになります。
大きすぎるポケット
ポケットが大きすぎると、中身が動きやすくなります。
ジェルを入れるなら、体に沿って安定するポケットが理想です。
初めて使うギア
本番で初めて使うギアは避けましょう。
シューズ、ショーツ、ジェル、グローブ、ニースリーブ、すべて同じです。
HYROXでは、想定外のストレスを減らすことが大切です。
大会前に必ずやるべきギア確認
大会前には、必ずレースに近い形でギアを確認しましょう。
おすすめは、短いシミュレーションです。
- 1kmラン
- スレッドプッシュ
- 1kmラン
- バーピーブロードジャンプ
- 1kmラン
- ウォールボール
このような短縮版でも、シューズが滑らないか、ショーツがズレないか、ジェルが揺れないか、汗で不快にならないかを確認できます。
トニーコーチも、HYROXでは実際のレースに近い組み合わせで練習することの重要性を話しています。
ただし、大会直前に練習量を増やしすぎる必要はありません。
直前期は、追い込むよりも、動きとギアを確認することが大切です。
まとめ|HYROXのギアは「走れること」と「邪魔にならないこと」が大切
HYROXのギア選びで大切なのは、特別に派手なものを選ぶことではありません。
レース中に、余計なストレスを増やさないことです。
シューズは、8kmを走れることを基本に、スレッドやランジで不安定になりすぎないものを選ぶ。
ウェアは、走れる、擦れない、ズレないものを選ぶ。
補給ジェルを使うなら、レース中盤で1個から2個を取り出しやすいポケット付きショーツが便利です。
トニーコーチおすすめのSA1NT P1 Elite Compression Shortsは、HYROXのようにランとファンクショナルを繰り返すレースで使いやすいショーツです。
走れるフィット感があり、ポケットに補給ジェルを入れられるため、レース中盤の補給にも向いています。
本番で初めて試すのではなく、必ず練習で使ってからレースに臨みましょう。
▶ SA1NT P1 Elite Compression Shortsを見る
HYROX関連記事一覧
HYROXの入門記事、8種目攻略、トレーニング方法、大会戦略をまとめて読みたい方は、こちらのHYROX特集ページをご覧ください。
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- HYROXとはどんなスポーツ?
- HYROXとCrossFitの違い8つ&どっちが痩せる?体型の変化を徹底比較
- HYROXのカテゴリー(シングル/ダブルス/リレー)の違いと選び方
- HYROXタイプ別:これからやるべきトレーニング方法
- HYROX向けラントレーニング|CrossFit経験者が走力を上げる方法
- HYROX当日の流れ|ウォームアップ・ペース配分・種目別戦略
- HYROX種目①スキーエルゴ徹底解説
この記事はSA1NT JAPAN編集部が作成し、CrossFit Uninterruptedヘッドコーチであり、HYROX競技にも挑戦している板谷友弘氏の監修を受けています。
監修
板谷友弘(UFIT Tony Coach / CrossFit Uninterrupted Head Coach)
板谷友弘(いたや ともひろ)氏は、日本を代表するクロスフィットアスリートであり、世界最高峰の舞台であるCrossFit Games Finalsの出場経験を持つ世界レベルの競技者です。
CrossFitはランニング、持久力、筋力、体操競技、ウェイトリフティングなど、あらゆる身体能力が求められる競技であり、その中で世界トップレベルに到達した日本人選手の一人です。
現在は、自身がオーナー兼ヘッドコーチを務めるCrossFit Uninterrupted(UFIT)を運営し、競技者から一般の方まで幅広く指導しています。また近年はHYROX競技にも積極的に取り組み、CrossFitとHYROXの両方を深く理解する数少ない日本人コーチとして活動しています。HYROXはランニングの経験がない中も大阪大会で3位、日本人選手2位に輝きました。
選手として世界レベルを経験し、コーチとして数多くのアスリートを指導してきた経験を活かし、本記事の監修を担当しています。
トニーコーチから一言:
「HYROXのギア選びは、ただ見た目がかっこいいものを選ぶのではなく、レース中にストレスなく動けるかが大事です。特にシューズは、走れることとスレッドで滑らないことのバランスが必要です。ウェアも同じで、走って、しゃがんで、跳んで、担いでもズレないものを選びたいですね。P1 Elite Compression Shortsは、HYROXのようにランとファンクショナルを繰り返す競技でも使いやすく、ポケットにジェルを入れられる点もレース中は便利だと思います。」
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